原発いらない! 3・11福島県民大集会



 福島県郡山市の開成山野球場で開かれた「原発いらない! 3・11福島県民大集会」には、全国から約1万6000人が集結した。
 参加した大江健三郎さんが「あと1度2度、原発事故が起きれば、将来の人間に対して人間らしい生活を奪うことになる」と指摘。福島県内の漁業関係者や農家は「放射能が漁業を許さない」「農地も牛も失い、涙を流して廃業した」と放射線被害の厳しさを訴え、開成高2年、鈴木美穂さん(17)は「原発がなければ、被害に遭った人を助けに行けました。人の命も守れないのに、電力とか経済とかいっている場合ではないはずです」と訴えた。
 集会後、「原発再稼働を許すな」などと書かれたプラカードを手に16,000人の大デモ行進が行なわれた。