すべての原発の再稼働を阻止して脱原発を達成しよう



仙台市青葉区錦町公園で”STOP!女川原発3.20アクション”が開催されました。
14時からの集会には1,000名を超える市民が参加、小さな子供を連れた方々も多く
原発はもう嫌だ!」の声の広がりを再確認しました。
ゲストスピーチでは福島の佐々木慶子さん、佐藤幸子さんが登壇して
原発事故が起ってからでは遅い、一刻も早くすべての原発を止めようと訴えました。
集会後の市内デモ行進では、多くの市民から賛同と激励の声をかけてもらいました。

3.20アクション写真集こちら

STOP!女川原発3.20アクション フライヤー
女川原発の再稼働ストップを呼びかけるアピール(集会宣言)
 東京電力福島第一原子力発電所の重大事故を体験した宮城県のみなさん。
 原発で重大事故が発生して放射性物質が放出されたら、もうそれを抑える手段はなく
放射能汚染と被害はどこまでも広がり、将来にわたって命と健康を脅かすことが明らかに
なりました。原発の「安全神話」をふりまき、世界有数の地震津波大国であるわが国に
多数立地させてきた従来の政策を根本から転換して、原発からの撤退を進めることが求め
られています。
 ところが、政府は、形だけのストレステストと「安全」対策を隠れ蓑にして、事故原因
の究明を怠り、原発推進機関から独立した国際基準にかなう原発規制機関も確立せず、住
民の安全を置き去りにして再稼働を容認しようとしています。
現在、女川原発の30キロ圏内には31万人もが生活しており、80キロ圏には宮城県の全市町
村が含まれます。重大事故が発生した場合、これだけの住民に速やかに連絡する事も避難
させることも不可能です。すでに女川原発敷地内には、処理する方法のない使用済み核燃
料と放射性廃棄物が大量に保管されており、多くの住民の命、健康、生活が「死の灰」の
危険に脅かされています。政府と宮城県が、住民の意思を問うことなく再稼働を考えるこ
とは論外です。
 日本の原発で、大地震津波にみまわれる可能性がないと断言できる原発は一つもあり
ません。とくに女川原発は、巨大地震が繰り返し発生している震源地の直近に位置してお
り、真っ先に廃炉にすべきです。
 日本全体では、原発を除いた発電設備容量は、今でも最大電力需要を上回っており
原発のない日本」は実現可能です。今こそ、自然エネルギーを中心としたエネルギー新時
代に進みましょう。
 私たちと子孫たちの命と健康、そして生業と財産、かけがえのない故郷を守るために
 女川原発の再稼働中止を求めようではありませんか!
                         2012年3月20日
                         STOP!女川原発3.20アクション
                                  参加者一同
この集会宣言は、後日、実行委員会が宮城県東北電力に手渡し
再稼働中止を強く申し入れます。